圧巻の水族館に迎えられて
今日は、先日仕上げた欅の一枚板テーブルを東大阪まで納品してきました。
事前にお客様が「熱帯魚を趣味で飼っています」とおっしゃっていたので、アクアリウムが好きな方なのだろうな…くらいに思っていましたが、実際に訪れてみるとそのスケールに驚愕しました。
部屋に足を踏み入れると、まるで水族館のような幻想的なブルーの光が広がり、リビングに面して大型水槽のためだけの空間が用意されていました。珍しい魚が悠々と泳ぎ、ライトアップされた水景はまるで異世界。まさか欅の一枚板テーブルがこんな非日常空間に置かれるとは思いもよりませんでした。

そして、今回納品したテーブルがまるで水槽の一部であるかのように青く照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
欅 × アイアン──力強さが映えるデザイン
今回のテーブルの主役は、厚みのある欅の一枚板。瘤杢や虎斑が美しく浮かび上がり、生命力に満ちた表情が特徴的です。この力強さに負けないように、お客様がこだわってデザインされたのが、特注のアイアン脚。

シンプルながらも無骨すぎず、幾何学的なラインを取り入れたモダンなデザインは、欅の迫力を引き立てながら空間に馴染む絶妙なバランスに仕上がっています。一般的な四本脚ではなく、強度とデザイン性を兼ね備えたフレーム構造にすることで、視覚的な軽やかさと安定感を両立。
お客様がこのアイアン脚のデザインにもこだわられたと聞き、「なるほど、この水槽群と同じように細部にまでこだわり抜かれた空間なんだな」と納得しました。
水景と木の温もりが共存する空間
アクアリウムと無垢材、一見相反するようにも思えるこの二つの要素ですが、実際に並んでみると意外にも相性が良い。水景が持つ冷たくシャープな美しさと、欅が持つ温かみのある質感が互いを引き立て、唯一無二の空間を作り上げていました。

僕自身も、照明の光を受けて木目が際立つ様子を見て、「この空間に収まるべくして収まったな」と感じました。
こだわりが詰まった唯一無二のテーブル
今回の納品を通じて、家具というものはただの道具ではなく、空間を構成する重要なピースであることを改めて実感しました。お客様のこだわりやライフスタイルに溶け込むことで、欅の一枚板テーブルは単なる家具ではなく、「この空間の一部」として新たな物語を紡ぎ始めるのだと思います。
エコロキアでは、今回のように空間やライフスタイルに合わせた無垢材のテーブルをオーダーメイドで製作しています。一枚板の魅力に触れたい方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。