レジンテーブルカイヅカイブキ作品集樹種

時間が混ざり合って完成するレジンテーブル|カイヅカイブキ×ブルーのグラデーションが生まれるまで

60cm×30cmサイズのレジンサイドテーブル天板。コンパクトながら存在感のあるデザイン。 レジンテーブル
60cm×30cmという、 サイドテーブルとして扱いやすいサイズ感。 日常にアートを取り入れやすい一枚です。

カイヅカイブキという素材をレジンテーブルに使う理由

カイヅカイブキが持つ独特の木目と色味

カイヅカイブキは、一般的な家具材としてはあまり馴染みのない樹種ですが、レジンテーブルの素材として見ると非常に面白い特性を持っています。
赤みを帯びた濃淡のある木目は、直線的ではなく流れるような表情を持ち、ブルー系のレジンと組み合わせた際に強いコントラストを生み出します。特に今回使用した材は、木の端部に向かって色味が大きく変化しており、レジンとの境界線が自然な「岸辺」のような印象を与えてくれます。
これは人工的に加工された板材ではなかなか出せない表情であり、天然木ならではの魅力です。木そのものがすでにデザインを内包している素材だからこそ、レジンを足しすぎず、引き算で活かす価値があります。

レジンとの相性が良い理由

カイヅカイブキは、木目が比較的緻密でありながら、部分的に表情の変化が大きいため、透明感のあるレジンを流し込むことで奥行きが際立ちます。
ブルーをベースにしたレジンは、木の赤身や黄色味を引き立て、互いの色を打ち消すことなく共存させます。単に派手な色を使うのではなく、素材同士が引き立て合う組み合わせであることが、完成後の満足度を大きく左右します。

ブルーをベースにしたレジンカラー設計

なぜブルーを基調にしたのか

今回のレジンテーブルでは、ブルーをベースカラーとして選択しました。ブルーはレジンテーブルの中でも人気の高い色ですが、使い方を間違えると主張が強くなりすぎてしまいます。

カイヅカイブキとブルー系レジンを組み合わせたレジンテーブル天板。60cm×30cmのサイドテーブルサイズで、美しいグラデーションが広がる。
4日間の硬化と馴染みを経てレジン同士が自然に溶け合い、美しいグラデーションに。
狙いすぎないことで生まれる、偶然性の美しさです。

そこでエコロキアでは、あくまで「木を主役にするブルー」を意識しています。透明感を残しつつ、深みのあるブルーを使うことで、木の輪郭や木目が沈まずに浮かび上がるような効果を狙っています。結果として、海や湖のような広がりを感じさせつつも、日常空間に馴染む落ち着いた印象に仕上がります。

ホワイト・グリーン・パープルを加えた理由

ブルー一色では単調になってしまうため、今回はホワイト、グリーン、パープルをアクセントとして加えました。ただし、明確な模様を完成形として残すことは目的としていません。
あくまで流し込み時に動きを与え、時間の経過によって自然に混ざり合うことを前提とした色使いです。この考え方が、後述する「時間がデザインするレジンテーブル」につながっていきます。

レジンは「流した瞬間」では完成しない

流し込み直後の表情はあくまで途中経過

模様を描いた直後のレジンテーブル天板。時間とともに色が馴染んでいく過程の一場面。
ここから約4日間、レジン同士がゆっくりと混ざり合い最終的に美しいグラデーションになります。
完成を急がないことも、レジンテーブルづくりの大切な工程です。

この写真は、レジンを流し込み、意図的に模様を描いた直後の状態です。
この段階では、色同士の境界がはっきりしており、どちらかといえば人工的な印象を受けます。しかし、エコロキアではこの状態を「完成」とは考えていません。むしろ、ここからが本当のスタートです。レジンは時間とともにゆっくりと動き、比重や温度の影響を受けながら少しずつ表情を変えていきます。

4日後に起きた変化

約4日間の硬化と馴染みの時間を経て、レジン同士は程よく混ざり合い、この写真のような美しいグラデーションへと変化しました。

ブルーをベースにグリーンやホワイトが溶け込んだレジンテーブル。カイヅカイブキの赤身が映える。
ブルーをベースにホワイト・グリーン・パープルを重ねていますが、最終的には一体感のある表情に落ち着きました。

描いたはずの模様は主張を抑え、全体として一体感のある表情に落ち着いています。これは、狙って完全にコントロールできるものではありません。だからこそ、毎回異なる表情が生まれ、同じものは二度と作れないのです。

60cm×30cmというサイドテーブルの魅力

日常で使いやすいサイズ感

今回のサイズは60cm×30cm。サイドテーブルとして非常に使い勝手の良い寸法です。
ソファ横、ベッドサイド、玄関脇など、置く場所を選ばず、それでいて存在感があります。大型のダイニングテーブルとは異なり、生活にさりげなくアートを取り入れられる点が、このサイズの大きな魅力です。

空間の印象を変える「一点」

このサイズのレジンテーブルは、空間の主役になるというより、全体の雰囲気を底上げする存在です。無垢材とレジンの表情があることで、空間に奥行きと物語が生まれます。
既製品の家具では得られない、「見るたびに表情が変わる楽しさ」を感じていただけます。

オーダーでも制作体験でも楽しめる理由

フルオーダーで理想を形にする

このようなレジンテーブルは、フルオーダーでじっくり作ることも可能です。
使用する木材、レジンの色味、サイズ、脚のデザインまで、すべて相談しながら決めていきます。完成形だけでなく、制作過程そのものを大切にしたい方におすすめです。

制作体験ワークショップだから得られる価値

一方で、レジンテーブル制作体験ワークショップでは、「自分の手で作った」という体験価値が加わります。レジンを流し、時間の変化を待ち、磨き上げて完成させる。そのプロセスを知ることで、完成したテーブルへの愛着は格段に増します。既製品では得られない価値を、ぜひ体験してみてください。

レジンテーブル制作体験ワークショップのご案内

今回ご紹介したカイヅカイブキとブルーのレジンテーブルは、
エコロキアが開催しているレジンテーブル制作体験ワークショップでもお作りいただけます。
レジンを流した瞬間が完成ではなく、時間とともに色が馴染み、表情が変化していく。
その過程を実際に体験できるのが、このワークショップの一番の魅力です。
使用する木材は、一枚一枚表情の異なる天然木。
レジンの色味も、ブルーをベースにしながら、ホワイト・グリーン・パープルなど、お好みに合わせて調整できます。
サイズ感もサイドテーブルとして使いやすく完成後は日常の中でしっかりと活躍してくれます。
「初めてでうまくできるか不安」
「どんな仕上がりになるか相談しながら決めたい」
そんな方でも、工程はスタッフが丁寧にサポートしますのでご安心ください。
既製品を選ぶのではなく、自分の手で、自分だけの一台をつくる。その体験を、ぜひエコロキアで味わってみてください。

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