紫タガヤサンとは?その特徴と魅力
紫タガヤサンは、古くから銘木として知られるタガヤサン(鉄刀木)の仲間であり、アジアを中心に分布する高級木材のひとつです。紫がかった深みのある褐色と、ずっしりとした比重、そして硬さが特徴で、日本でも古くから唐木細工や高級家具材として重宝されてきました。
今回入荷したのは、20×150×442mmという比較的扱いやすいサイズ感の片耳付き板。無垢材ならではの存在感を持ちつつも、木工やレジンアートの素材として気軽に取り入れられる点が魅力です。

ずっしりとした重量感と硬さ
紫タガヤサンは「非常に硬い木」として知られています。加工にはしっかりとした道具が必要ですが、その分仕上がりは重厚で耐久性に優れます。家具や床材として使用されれば、何十年、場合によっては百年以上も美しさを保ち続けることができる素材です。
色味と杢目の特徴
パープルハートやアッシュのように個性的な色合いや杢目を持つ樹種に比べると、紫タガヤサンは一見すると「地味」に見えるかもしれません。しかし、よく見ると非常に詰んだ杢目が美しく、磨き上げた時の光沢は他の木材にはない気品を放ちます。レジンを組み合わせることで、その静かな表情が一層際立つのです。
個性派樹種との比較:オリーブ・カイヅカイブキ・ポプラとの違い
木材にはそれぞれ個性があります。例えば、オリーブの力強い杢目、カイヅカイブキの独特な色合い、ポプラの大胆な杢目模様。これらは「キャラの強い木材」として人気があります。
一方で、紫タガヤサンはその真逆を行く存在。奇抜さはありませんが、控えめな美しさを備えています。華やかではないからこそ、レジンを流し込んだ際に「引き算の美」が生まれ、落ち着いた雰囲気の中に凛とした存在感を漂わせることができます。
レジンテーブル制作における紫タガヤサンの活かし方
足りない部分をレジンで補う
片耳板は、そのままでは不均一な形状をしています。しかし、そこに透明やカラーのレジンを流し込むことで、形の不揃いをデザインとして活かすことが可能です。特に紫タガヤサンのような落ち着いた杢目にクリアレジンを合わせると、シンプルで上品な作品に仕上がります。

シンプルな美を最大限に
オリーブやポプラのように個性的な木目を活かす場合は派手なレジンカラーが合いますが、紫タガヤサンはむしろシンプルな色調の方が相性抜群です。無色透明、もしくは淡いブルーやグリーンを組み合わせることで、まるで鉱石のような奥深い表情を楽しめます。
ワークショップでの活用
当社が開催している「レジンテーブル制作体験ワークショップ」では、この紫タガヤサンの片耳板を実際に手に取りながら、レジンとの組み合わせを体験することができます。自分の手で選び、削り、磨き上げることで、木材が放つシンプルな美しさを直に感じられるはずです。
実際に触れてみてわかる「地味さ」の価値
木材の世界では、「派手な杢目」や「珍しい樹種」が注目されやすい傾向があります。しかし、長く暮らしの中で使い続ける家具やテーブルにおいては、落ち着いた風合いを持つ木材こそ飽きが来ず、愛着が深まるのです。

紫タガヤサンの板に触れると、その手触りの密度感や重量感から「ただものではない」と感じることでしょう。ワークショップの場では、そうした質感を直接体験していただけます。
紫タガヤサンでシンプルな美を楽しむ
今回ご紹介した紫タガヤサンの片耳板(20×150×442mm)は、華やかな個性を持つ樹種と比べれば控えめに映るかもしれません。しかし、その静かな美しさは、レジンを合わせることで確かな存在感を発揮します。
レジンテーブル制作体験ワークショップでは、この板を実際に使って作品を作ることが可能です。奇抜さを求めるのではなく、「引き算の美」を楽しみたい方にこそおすすめしたい素材です。
シンプルで奥深い紫タガヤサンの魅力を、ぜひご自身の手で体感してみてください。

