レジンテーブルは川だけじゃない|木の配置で変わるデザインの可能性

素材と木の話

レジンテーブルはなぜ「ウッドリバーテーブル」と呼ばれるのか

川が流れるようなデザインから始まった

レジンテーブルは海外では「ウッドリバーテーブル」と呼ばれることがあります。その名の通り、両側に木材を配置し、その間を川が流れるようにレジンを流し込むデザインです。

実際にSNSや雑誌などで紹介されるレジンテーブルの多くも、このリバータイプでしょう。

天然木の有機的なラインと透明感のあるレジンが生み出す景色は、まるで空から見た渓谷や川のようです。レジンテーブルの魅力を象徴するデザインと言えるかもしれません。

でも本当にそれだけでしょうか

レジンテーブル制作体験に参加される方の中にも、

「こういう形じゃないとダメなんですよね?」

と質問される方がいます。しかし実際にはそんなルールはありません。
むしろレジンテーブルの魅力は自由さにあります。天然木という不規則な素材を使う以上、決まった正解など存在しないのです。

リバータイプは王道デザイン

最も人気のあるレイアウト

両側に木材。
中央にレジン。

いわゆるリバータイプです。

モンキーポッドの耳付き一枚板とブルーレジンの境界部分
人工的にカットしたラインではなく、木の自然な形をそのまま活かしています。
この「自然のライン」がレジンテーブルを唯一無二のデザインにします。

最も人気があり、初めてレジンテーブルを見る方にも分かりやすいデザインです。木材の耳を活かしながら自然な川の流れを表現できるため、完成度も高く見えます。

実は制作もしやすい

実務的な話をすると、リバータイプは加工面でも理にかなっています。後で詳しく説明しますが、レジンは想像以上に硬い素材です。

そのため木材が両側にある方が加工や研磨がしやすくなります。美しさだけでなく、作りやすさも兼ね備えたデザインなのです。

片側だけ木を配置するコーストタイプ

海岸線をイメージしたデザイン

片側に木材を配置し、もう片側を大きくレジンで表現するデザインがあります。エコロキアでは海岸線をイメージして「コーストタイプ」と呼んでいます。

まさに海岸線から海を眺めるような構図です。リバータイプよりもレジンの存在感が強くなり、色の表現も楽しみやすくなります。

海を表現する作品とも相性が良い

ブルーのグラデーション。
波打ち際。
白波。

海をテーマにした作品ではコーストタイプが非常に映えます。

ヒートガンでレジン表面を加熱し、波模様の白い泡を整える作業。レジンテーブルの制作工程の一場面。

レジンそのものを主役にしたい場合には魅力的な選択肢です。

木を小島のように配置するアイランドタイプ

自由度が最も高いレイアウト

レジンテーブルだから真ん中を川にしなければならない。そんな決まりはありません。木材を中央に配置し、その周囲をレジンで囲むこともできます。

まるで海に浮かぶ島のようなデザインです。

木そのものを主役にできる

特に瘤杢や輪切り材など、個性的な木材を使う場合に向いています。木材そのものの存在感を際立たせながら、レジンで景色を作ることができます。

制作体験でも人気の高いレイアウトのひとつです。

木とレジンを逆転させるリバースタイプ

中央を木で構成する発想

リバータイプとは逆に、中央を木材にして両サイドをレジンにすることも可能です。言わば「リバースタイプ」です。

ブラックウォルナットを斜めに配置し、スモーキーグレーのレジンを両サイドに流し込んだ850mm角のレジンテーブル。グレーのアイアン脚とヘリンボーン床が調和した正面アングル。

一般的なレジンテーブルのイメージからは少し離れますが、非常に面白いデザインになります。

天然木の存在感を最大限活かせる

美しい木目を持つ一枚板。個性的なライブエッジ。そうした素材を主役にしたい場合には、このレイアウトが向いています。

レジンは脇役になりながらも、全体の印象を引き締めてくれます。

制作を続けるほど木材配置が気になり始める

レジンは木材より硬い

レジンテーブルを作ったことがない方は意外に思われるかもしれません。実はレジンは殆どの木材より硬い素材です。硬化後のレジンは非常にしっかりしています。

そのため加工時には思った以上に苦労します。

カットも研磨も木材の方が楽

テーブルを仕上げる際にはカットや研磨が必要になります。
この時、

木材部分は削りやすい。
レジン部分は削りにくい。

という違いが出てきます。制作経験を重ねるほど、どう配置すれば作業しやすいか。どこに木を配置すれば美しく仕上がるか。
そんなことまで考えるようになります。

レジンテーブル作りはデザインだけではなく、加工性とのバランスを考える仕事でもあるのです。

木材選びと配置を考える時間も制作体験の醍醐味

同じ木は二つとない

レジンテーブル制作体験では、まず木材選びから始まります。

ウォルナット。
モンキーポッド。
ポプラ。
イブキ。
輪切り材。
一枚板。

どれも表情が違います。同じ樹種でもまったく同じ木は存在しません。

配置によって作品は大きく変わる

木を少し回転させるだけで印象が変わります。
左右を入れ替えるだけで景色が変わります。

どこにレジンを流すのか。
どこに木を残すのか。

この時間こそが制作体験の面白さなのかもしれません。

完成品を買うのではなく、自分で景色を作る。それがレジンテーブル制作体験の魅力だと思います。

よくある質問

Q
レジンの色は自分で決められますか?
A

はい。制作体験では透明、ブルー、グリーン、ブラック、ホワイトなど様々な色から選ぶことができます。
また単色だけではなく、海のようなグラデーションや半透明のスモーキーカラーなども表現可能です。同じ木材を使っても色によって完成イメージは大きく変わります。どんな景色を作りたいかを一緒に考えながら決めていきます。

Q
どんな木材でもレジンテーブルにできますか?
A

基本的には多くの木材で制作可能です。
ただし含水率が高い木材や、割れが大きい木材は事前処理が必要になる場合があります。エコロキアではウォルナット、モンキーポッド、ポプラ、ブラックウッド、欄間材、神代木など様々な材料を扱っています。木材によって完成時の雰囲気が大きく変わるため、木選びも制作体験の楽しみのひとつです。

Q
レジンテーブルは長く使えますか?
A

適切に制作されたレジンテーブルであれば長期間使用できます。
ただし天然木を使用しているため、直射日光や急激な温湿度変化によって木が動くことはあります。
レジン部分も絶対に傷が付かないわけではありません。だからこそ完成後のメンテナンスや付き合い方も大切になります。エコロキアでは制作だけではなく、その後の補修や再研磨についてもご相談いただけます。

ジンテーブルは「景色」を作る家具です

レジンテーブルには決まった形がありません。
川でもいい。
海でもいい。
島でもいい。

自由です。だからこそ完成した作品には、その人らしさが現れます。
エコロキアのレジンテーブル制作体験では、木材選びから配置、色決めまで一緒に考えながら進めていきます。
完成したテーブルを見るたびに、その時の悩んだ時間や作った時間を思い出せる。
そんな家具になるはずです。
レジンテーブル制作体験についてご興味のある方はお気軽にご相談ください。