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エコロキアのレジンテーブル完全ガイド|オーダーから納品までの全工程

グリーンレジンを使用したオーダーメイドのレジンテーブルと「オーダーから納品まで エコロキアのレジンテーブル制作工程を完全公開」というタイトル文字 その他
世界にひとつだけのレジンテーブルが生まれるまでの全工程を、写真とともに詳しくご紹介。木材選びからレジンの流し込み、仕上げまで、職人の手仕事をご覧いただけます。

ご発注から納品までの流れ|エコロキアのレジンテーブルができるまで

世界にひとつだけのレジンテーブルは、職人の丁寧な手仕事とお客様との対話から生まれます。
ここでは、実際にご発注をいただいてから完成・納品に至るまでの流れを、写真とともにわかりやすくご紹介します。
オーダーメイド家具に不安を感じる方も、製作工程を知ることで安心してご依頼いただけるはずです。

Step1:木材選定とレイアウト確認

木材が決まったら、おおよそのレイアウトを確認します

ご発注後、まず最初に行うのは木材選定とレイアウト確認です。
エコロキアでは、モンキーポッドやオーク、ブラックウォルナットなど、個性豊かな天然木を多数ストックしています。
木材が決まったら、レジンを流す位置や耳の形、木目の流れなどを見ながら、おおよそのレイアウトを決定します。
たとえば、木の割れや杢目をどの位置に配置するかでテーブルの印象が大きく変わります。この工程では、木の個性を最大限に活かすための構図づくりが重要なポイントです。

レイアウトは写真で確認可能

遠方のお客様の場合、木材の配置や形状は写真で確認・承認いただけます。

モンキーポッドの一枚板を並べてレジンテーブルのレイアウトを確認している様子
木材が決まったら、まずはレイアウトの確認。木目や耳の表情を見ながら、どの位置にレジンを流すかを打ち合わせます。

「この角度をもう少し広げてほしい」「レジンの幅を少し狭くしたい」といった細かな調整にも対応。
お客様のイメージをしっかり共有したうえで、製作に進みます。私たちが何よりも大切にしているのは、“世界にひとつだけの一枚”を一緒に作り上げることです。

Step2:レジンカラーサンプルの作成と打ち合わせ

サンプルを実際に見て色味を確認

次の工程はレジンカラーの選定です。
エコロキアでは、アクアブルー、ネイビー、シーグリーン、アンバーなど豊富なレジンカラーを取り揃えています。
さらに、実際に使用する木片を用いて小さなサンプルを作成し、発色や透明度を実際に確認いただけます。

レジンテーブル用のブルーやグリーンのカラーサンプルを並べている様子
実際の木片を使い、複数のレジンカラーサンプルを作成。透明度や発色を比較しながら、理想のカラーを選びます。

光の当たり方による印象の違いや、木の色との相性もこの段階で見極めます。

イメージを共有しながら決定

カラーサンプルの一部を切り取って小さい方を弊社にて保管させて頂き、大きい方を郵送にてお送り致します。お客様から「もう少し透明感を」「深いブルーにしたい」といった具体的なご要望をお聞きし、必要に応じて数種類のサンプルを比較します。
このやり取りを経て、完成時のイメージをできるだけ正確に共有します。
色が決まれば、次はいよいよレジンを流し込むための“型枠作り”へと進みます。

Step3:型枠の作成と木材固定

レジンを正確に流すための下準備

木材が決まり、カラーが確定したら、型枠の作成に移ります。
この型枠は、レジンが流れ出さないように木材を密閉し、正確な形に仕上げるための重要な工程です。職人が板の厚みや幅を計算し、木材をフラットに固定。

レジンテーブル製作用に木材を型枠へ固定している作業風景
選んだ木材をしっかりと型枠に固定。レジンが流れ出ないように密閉し、精密な下準備を行います。

ほんの少しの歪みも仕上がりに影響するため、慎重に作業を行います。

職人の経験が問われる工程

レジンテーブルの出来栄えは、この型枠作りで大きく左右されます。
木の反りや乾燥具合を読み取り、最適な圧をかけて固定。仕上がりの美しさと耐久性の両立を目指し、経験と勘が活かされる部分です。
準備が整えば、次はいよいよレジンの流し込みです。

Step4:レジンの流し込みと研磨工程

一気に流さず、温度と硬化を管理

型枠に木材を固定したら、レジンの流し込みを行います。
透明度を保つために、一度に大量に注ぐのではなく、温度や湿度を見ながら数回に分けて流し込みます。

型枠に黄緑色のレジンを流し込む様子
樹脂を流し込み、数日かけて硬化。その後、何度も研磨を重ねることで透明感と滑らかな手触りに仕上げていきます。

レジンが木に浸透しすぎるとムラが出るため、職人が慎重にバランスを見極めながら作業を進めます。

研磨と仕上げで鏡面のような美しさへ

数日間かけて硬化した後は、研磨作業に移ります。
#40から#10000までのサンドペーパーで何度も磨き上げ、まるで鏡のような光沢を生み出します。
小さな傷も見逃さず、必要に応じて補修と再研磨を繰り返します。
仕上げには、オイル塗装・ウレタン塗装・フルレジン仕上げなど、お好みの質感を選んでいただけます。

Step5:完成・検品・納品

納品前の最終チェック

研磨・塗装を終えたら、完成検品を行います。
テーブル脚の取り付け位置、水平バランス、塗膜の状態などを細かく確認し、輸送中のダメージを防ぐための梱包を丁寧に施します。
お客様のご要望に応じて、配送またはアトリエでの直接お引き取りが可能です。

お客様のもとへ世界にひとつの一枚を

完成したテーブルは、まさに世界にひとつだけのオーダー作品。

完成したブルーレジンのモンキーポッドテーブル
硬化・研磨・塗装を経て完成したレジンテーブル。天然木とレジンが織りなす美しいコントラストが空間を彩ります。

木の温もりとレジンの透明感が融合し、空間に静かな存在感を与えます。
納品後もメンテナンスや再研磨などのご相談を承ります。「不便を楽しむ」エコロキアらしく、長く愛される家具として末永くお使いいただけるようサポートいたします。

世界にひとつだけのテーブルを、あなたの手で。

エコロキアのレジンテーブルは、単なる家具ではなく“作品”です。
木目の表情、レジンの色、仕上げの艶感──すべてをお客様と一緒に決めながら、
ひとつひとつ丁寧に手づくりしています。
「世界にひとつだけの一枚をつくりたい」
そんな想いをお持ちの方は、どうぞお気軽にご相談ください。

よくある質問|オーダーから納品まで

Q
納期はどのくらいかかりますか?
A

ご注文内容や時期によって異なりますが、通常はご発注からおよそ6~10週間で納品となります。
木材の乾燥状態やレジンの硬化期間、研磨・塗装など、工程ごとに丁寧な手作業を行うため時間を要します。お急ぎの場合はスケジュールを調整して対応できる場合もございますので、まずはお気軽にご相談ください。

Q
レジンの色は自由に選べますか?
A

はい、可能です。エコロキアでは豊富なレジンカラーバリエーションをご用意しており、
透明感のあるブルーやグリーン、アンバー、ラメ入りタイプなど、オーダーメイドで調色も可能です。奈良県御所市のアトリエでは実際のカラーチップをご覧いただけますし、サンプルをお送りして確認していただくこともできます。

Q
天板のサイズや脚のデザインは変更できますか?
A

もちろんです。ご希望のサイズ・形状・脚のデザインに合わせて一から製作いたします。ダイニングテーブル、カウンター、ローテーブルなど用途に応じて最適な設計をご提案。アイアン脚・木製脚・折りたたみ式など、空間に合わせたご提案も可能です。

Q
お手入れやメンテナンスは難しくありませんか?
A

特別なお手入れは必要ありません。普段は柔らかい布で乾拭きしていただくだけで大丈夫です。
オイル仕上げの場合は半年〜1年に一度メンテナンスオイルを塗布していただくと、美しさが長持ちします。傷や曇りが気になる場合は、エコロキアにて再研磨・再塗装のアフターサービスも承っております。

Q
家具として長く使えますか?耐久性は大丈夫?
A

はい、適切にお使いいただければ長期間美しくご使用可能です。
レジンは非常に硬度が高く、木材との密着も強いため、日常使用では割れや剥がれの心配はほとんどありません。
また、紫外線による黄変をしにくいレジンを使用しております。
エコロキアでは納品後のメンテナンス相談も随時受け付けておりますので、安心して長くご愛用ください。

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