レジンテーブルに何が起きているのか
明日、4月1日から様々なものが値上がりします。エコロキアが扱う商材の中でも、正直に言って一番影響を受けるのはレジンテーブルです。
無垢材は在庫があれば価格をコントロールできますが、レジンは石油由来のため、原油価格や供給状況の影響をまともに受けます。つまり、同じテーブルでも「木」と「レジン」で、影響の出方がまったく違うんです。
最近、お客様や取引先からよく聞かれます。
「レジンテーブルって値上がりしますか?」
結論から言います。
影響は確実に出ます。しかも木材よりも早く、強く出ます。
ただし、ここで重要なのは
「全部が一気に上がるわけではない」ということです。
レジンテーブルは、
- 木材
- レジン
- 消耗品
- 輸送
この4つで成り立っています。
そして今、影響の出方がバラバラなのです。
木材はすぐには上がらないが、安心ではない
在庫品はすぐには影響を受けない
これは正直に言います。

現在の在庫分については価格変動の影響を受けにくいが、新規製材分は今後コスト上昇の影響を受ける可能性がある。
レジンテーブルに使用する木材が在庫品の場合、木材そのものはすぐには値上がりしません。そのため今の段階では「今日急に値上がりする」、「明日から価格変更」という状況ではありません。
ただし製材コストは確実に上がる
問題はここです。在庫品ではなく新たに仕入れる木材の場合、燃料(製材・乾燥)、電力、人件費、輸送経費などの影響を受けます。
つまり、在庫の木材以外をお選び頂くと同じ樹種、同じサイズでも価格は上がる構造です。
レジンは完全に直撃を受ける
石油そのものからできている素材
レジン(エポキシ樹脂)は完全に石油由来です。そのため、ホルムズ海峡の問題はレジンの供給に直結していると言ってもいいレベルです。
すでに起きていること
これは推測ではなく、レジンメーカーさんからの通知で、値上がりだけではなく、今後この状況が続く場合、出荷制限もありうるとのことです。
実際、この月末に24kgセットを7セット発注しましたが、即納は3セットのみで、残り4セットは4月中旬となるそうで、原料の取り合いが始まっているという情報はなかなか深刻です。
今後ほぼ確実に起きること
値上げ、出荷制限、納期の遅延などレジンに関しては「上がるかどうか」ではなく「いつどれくらい上がるか」というフェーズに入っています。

消耗品と工具も地味に効いてくる
見落とされがちなコスト
レジンテーブルは製作過程で
- 紙やすり
- コンパウンド
- バフ
- 養生材
- 型枠材料
- 電力
こういった消耗品を大量に使います。
そしてこれらもほとんどが石油系素材です。
積み重なると無視できない
1つ1つは小さいですが、制作回数やサイズによっては大きなコストになります。
つまり、じわじわ利益を削ってくるタイプの影響です。

輸送コストは確実に上がる
レジンテーブルは重い
レジンテーブルは木材、レジンともにどちらも重量があります。
つまり燃料費の影響をダイレクトに受けます。
今後のリスク
- 運賃の値上げ
- チャーター費用の上昇
- 遠方納品のコスト増
特に大型テーブルほど影響は大きいです。
まとめるとこういう構造です
レジンテーブルにたいする原油高の影響は、
- 木材 → 遅れて影響
- レジン → 即影響
- 消耗品 → じわじわ影響
- 輸送 → 確実に影響
つまり、全方向からコストが押し上げられる構造です。
今、正直に伝えておきたいこと
ここはあえてはっきり言います。今すぐ爆発的に値上がりするわけではありませんが、確実に上がる方向に動いている状況です。
そしてもう一つ。
レジンは木材よりもコントロールが難しいです。
木材は在庫で調整できますが、
レジンは
- 輸入
- 化学原料
- メーカー依存
なので、突然条件が変わるリスクがあります。


